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再根管治療Re root canal

再根管治療

再根管治療とは?

過去に行った根管治療が治癒に至らなかった、もしくは不十分っだったときに行ないます。
すでに一度根管治療をした歯に炎症が起きてしまっている場合があり、その場合に再度根管治療を行います。

※当院に来院する患者さまの多くは、一般歯科での保険を使った根管治療でなかなか治らない方が多く来院されています。

再根管治療が必要になる症状

・根管治療後、違和感が残り思うように咬めない。

・痛みや腫れが再発した。

・痛みはないが治療した歯茎から膿が出ている。

再根管治療が必要になる原因

日本の保険診療で行う一般的な根管治療の成功率は50%未満だと言われています。ということは、数字見ると保険診療で根管治療を行なった患者さんのうち2人に1人は、根管治療をしたがなんらかの原因で完治せずに再発していることになります。

再根管治療の治療計画

1.麻酔

通常、局所麻酔で治療を始めます。
一度根管治療をしていても、まだやっていないに神経が残っていることもあります。
そのため、麻酔は特別な理由がない限り行います。
非常に痛みが強くて麻酔が効きづらい場合は、抗生物質と鎮痛剤で急性症状を和らげてから治療をする場合もあります。

2.根管治療前の準備

残っているむし歯などをしっかりと取り除いたあとに、必要に応じて歯の周囲に壁(隔壁)を作って根管内に唾液が入らないようにし、ラバーダムを装着します。

3.充填剤を取り除きます

以前の根管治療で詰めたゴム状充填材「ガッタパーチャ」を取り除きます。
(写真のピンク色)充填剤のまわりには感染によるバイオフィルムが作られ、真っ黒な汚れが溜っています。

治療では根管治療専用の細い超音波チップをはじめさまざまな器具を駆使して充填剤と汚物を完全に除去します。
再根管治療の成功率は1回目の根管治療と比べて低くなるといわれています。
その理由の一つとしてこのバイオフィルムに包まれた充填材が根管内にへばりついて取りづらく、感染源の取り残しが生じやすいためです。

歯根が垂直に破折した場合

歯根が垂直に破折した場合は原則抜歯となります。それでも抜歯をしたくない、という場合には、長期間の補償はできませんが再治療時に割れた歯を接着剤でつなぎとめる方法があります。ご相談ください。

よくあるご質問

Q:根管治療を受けても、
痛みがとれないです。
A:根管は形状が複雑で、非常に細かく入り組んでいる上に、個人差もあります。
歯科用CTを使ったとしても、根管の状態を正確に把握するには限界があり、再発の多い治療であることは事実です。
2回目以降の治療に関しては、前回治療で使ったかぶせ物や詰め物を外し、感染した部分を除去していきます。治療の難易度は1回目より上がるため、すべてのクリニックで対応できるわけではないと思います。
しかし、マイクロスコープなども用いて診査・診断を行うことにより、再治療のリスクを最小限に抑える治療を提案できることはあります。当院では、CTやマイクロスコープを活用した高精度の診査・診断にこだわっていますので、気軽にご相談ください。
Q:他院で治療していましたが、見ていただくことは可能でしょうか?
A:もちろん可能ですし、セカンドオピニオンも承っております。
非外科的な根管治療を行っても症状が改善しない場合には感染が残存している部分を外科的に取り除く処置が必要となります。
当院では歯根端切除術と呼ばれる外科的処置を併用した治療法を導入しています。
これは根の先の悪い部分を外科的に切除し、治癒へと導くための手術です。歯根の先端に問題がある場合などに、膿の袋などの病巣を歯根の先端ごと切って取り除くことにより、抜歯せずに再び歯としての機能を取り戻すことができる可能性があります。
何度根管治療を受けても再発するといった悩みを抱えている患者さんに、選択肢の一つとしてご提案しています。
Q:治療にかかる時間や、治療期間について教えてください。
A:感染の度合いや処置内容によっても変わってきますが、根管治療では1回約15分~1時間の治療を最短4回行えば終了します。
治療回数については4~6回というのが一般的です。再治療の場合、最初にすでに入っているかぶせ物などを外し、根管内に詰められている充填剤を取り除く作業が必要です。
次に、感染を起こしている周囲を切削しながら、消毒のための薬剤を詰めていきます。
根管内がきれいになったことを確認した後に、新たに充填剤を詰め、クラウンをかぶせるための土台(コア)を作って、かぶせ物を装着するというのが治療の一連の流れです。
膿が出ていたり、出血があるなど、感染の状態が著しい場合は治療回数が増えることがあります。

抜歯と宣言されても、諦めないでください

どのような理由で「抜歯」と診断されたかにもよります。実際にお話を伺った上で、レントゲンを撮り、口の中の状態を拝見させていただいた方が確実ですので一度来院していただけたらと思います。

TEL:03-6441-2822

当院の診療案内

根管治療専門の歯科医院

当院ではお一人おひとりとしっかり話し合い、治療にはマイクロスコープを用いて正確・精密な処置を行い、かつ今まで培ってきた知識と経験を活かした治療をすることで患者様の笑顔を取り戻す、そんな歯科治療を提供していきたいと考えております。

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